Utsukushi

美しいは、面白い

民衆を導く女神

ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」です。この絵は教科書とかで見たことあります。有名な絵ですよね。
今回はこの美術作品を読んでみたいと思います。

とりあえず、この絵を見た感想として、特に何も考えず(というかほぼ事前知識0で)、思いつくままに疑問を挙げてみました。↓

民衆を導く女神の疑問

一つ一つ何を感じたかを説明していくと、まず全体としてとっても美しい絵だと思ったんですが、戦場に裸の女性がいます。変です。裸足だし。手に持ってるのはフランスの国旗っぽいので、きっとみんなフランスの人たちなんでしょう。

じゃあ誰と闘ってるんだろうと思って、目を凝らしてみると、右奥にどうやら都市っぽい街並みを発見!しかも街の入口あたりに人がいっぱいいる模様。この人たちと戦ってるのかしら?

でも、その都市と反対方向に向かっているので、都市から逃げているのかな?いやそれにしては、国旗持って意気揚揚とガンガン行こうぜみたいな感じに仕上がってますよね。じゃあ、もしかしたら、右の街は彼らが住んでた街で、郊外までみんなで来たってことですかね?

ここでいったん中央部分に目を戻してみると、女神の足元に変な奴がすがってます。こいつ男?女?女神に何を期待しているの?何かを救ってほしいんですかね?早く戦闘が終わるように、勝利で終わるようにお願いでもしているのかな?あ、よく見たら喉仏出てるようなんで男の人っぽいですね。

右下で倒れてるやつは敵?それとも戦闘で倒れた味方?などと思ってみていたら、いま気がついたけど左下の奴が下半身裸だ!ひど!さすがに味方だったらこんな羞恥プレイはしないだろうから、やはりこいつら敵っぽいです。ちなみにその近くに、Delacroix,1830って書いてあるんで1830年の作品なんですね。なんかさりげなく作品中にそれとなくサインいれてくるところがにくいですね。

ふと見てみると、この絵は「民衆」を導く女神のはずなのにジェントルマンっぽいやつがいます。ハットかぶっちゃってますよ。こいつ指揮官?それとも、自警団のリーダーみたいな。よもや貴族ってこともあるまいが。いかにも空気読めなさそうな「ひょっとこ顔」してます。ますます、なんだこいつ。視線が女神じゃなく、女神の胸をガン見してる感じになってる。このエロジェントル!あ、その左のやつも胸見てますね。だめだこいつら。

しかし、なんで女神は裸になってるんですかね。見た感じ、服が破れたのではなく、もともとこういう服っぽいですけど。でも、裸が潔い感じで、なんだか凛々しい感じも受 けますね。民衆を導く女神の凛々しさみたいなものを伝えたかったってことなのかな?たしかに服着てたら、ちょっと普通の中年女性っぽくなっちゃう気もする ので、裸の方がしっくりくるかもしれないですね。

そういえば、女神は民衆をどこに導こうとしてるんでしょうか?後ろが住んでた街なら、これから首都とかに向かうのかな?それとも、民衆の自由とか権利獲得みたいなもっと大きなプラトニック(?)な感じなんですかね?

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まあ、ここらへんをちょっとまとめてみるに、フランスで何か革命があって、その時に民衆が蜂起したと。それで、その中にはジェントルマンっぽいのもいた混成チームだったんでしょうが、激しい戦闘のなかで敵をなぎ倒しながら道中を進んでいる様だったと。まるで何かに導かれるようなそんな時代のうねりにあって、民衆を一つにまとめあげていたものの象徴を、作中では女神が務めている。そして、女神の凛々しさみたいもなのをひときわ目立たせるために、戦場にあって裸・裸足で身一つで更新していくような果敢さというか勇猛さみたいなものが表現されているのではないかとそんなところでしょうか?

それじゃ、ここら辺でWikipediaの解説なんかもみてみましょう。

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民衆を導く自由の女神(みんしゅうをみちびくじゆうのめがみ)は、ウジェーヌ・ドラクロワによって描かれた絵画1830年に 起きたフランス7月革命を主題とするもので、1831年5 月のサロン展に出品された。フランス国外に出たのは、イギリス・アメリカ・日本に貸し出された時のみである。日本で は慣習的に民衆を導く自由の女神と題されることが多いが、原題はLa Liberté guidant le peupleであり、正確には「民衆を導く『自由』」(自由 Libertéアレゴリー)である。このためこの絵画を『民衆を導く自由』として紹介する文献も存在する。

絵の中心に描かれている民衆を導く果敢な女性は、フランスシンボルである、マリアンヌの代表的な例の1つである。原題のLa Liberté guidant le peupleか ら分かるように、女性は自由を、乳房は母性すなわち祖国を、という具合に、ドラクロワはこの絵を様々な理念を比喩(アレゴリー)で表現している。一方で彼女がかぶるフリギア帽は、フランス革命の間に自由を象徴するようになった。 女性の隣に立つ、マスケット銃を手にしたシルクハットの男性はドラクロワ自身であると説明される事が多い。フランス政府は1831年に革命を記念するためとしてこの作品を3,000フランで買い上げたが、あまりにも政治的で、扇動的であるという理由から、1848年革命まで恒常的な展示は行われなかったという歴史を持つ。1874年に ルーブル美術館に収蔵された。

絵画としてのスタイル、フランス7月革命というテーマから、絵画におけるロマン主義の代表作と言える。

1999 年に「日本におけるフランス年」の文化財海外交流展の一環として、この絵画がルーブルから東京国立博物館に1ヶ月間貸し出された。この際に日本からフランスに貸し出されたのが法隆寺百済観音像である。

日本でも「日本におけるフランス年」を記念してこの絵画の記念切手が発行されたが、フランス本国では、ドラクロワの肖像と共に、旧100フラン紙幣 にその一部が描かれた。

なお、イギリスの人気グループであるコールドプレイのアルバム「美しき生命」のCDジャケット、日本のバンドであるドラゴンアッシュのアルバム「Viva La Revolution」のCDジャケットにも使用されている。

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って、シルクハットのやつは浮いてると思ったら、ドラクロワですか。さっき、めちゃくちゃこきおろしちゃいましたよ。女神の名がマリアンヌだったり、女性とフリジア帽が自由の象徴だったり、乳房=母性≒祖国の象徴だったり、この絵画がロマン主義の代表作だったりしたのは知りませんでした。あと、そもそも「民衆を導く女神」が「民衆を導く自由」と言われることも多いというのは目からうろこですね。これは、海外作品を日本語だけで考えてると、落とし穴にはまっちゃいそうな例ですね。やはり原典に当たらねばならないようです。まあ、色々と勉強になりますね。世界史や言語の勉強もきちんとしないと、読み切れない部分もありそうなんで、ちょっと頑張らなきゃですね。

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